マラソンでいいタイムを出すために

ips細胞の研究者として知られる山中伸弥教授はマラソンが趣味だという。若い時と、タイムを比較すると今の方がタイムが良いという。マラソンは若い人ほど良いタイムがでるように思われるが、山中さんの場合は少し違うらしい。

ラソンは、同じペースで進み続けることが大切だという。山中さんはその同じペースで走ることを自分のものにして、年齢を重ねても良いタイムが出せるようになったのだ。歳を重ねるほど、経験値が積まれ、適切な考え方や行動が取れるようになる。若い人に勝つための法則がそこに詰まっているような気がする。

会社経営も一定のペースで走り続けることが大切だと発言したら、稲盛和夫さんはそれを否定してきた。会社経営では、スピードが何よりも大切で、他者との競争があるため、常に全力で臨まないと生き残っていけないという。

常に第一線で活躍してきた方が言うのでとても説得力がある。一定のペースか常に全力か、場合によって使い分けていくのがベストなんだろう。