役割の適性

人によって得意分野は異なる。できるだけその人の能力や適性に合った役割や仕事を割り振りたいものだ。しかし、その人の適性を見極める目を持っている人はあまり多くはないだろう。

管理職の仕事は、職場の働く環境作りや決済を行うこと等、役割は多岐にわたるが、適切な人事が大きな仕事であると感じる。社員の経験や能力を踏まえて、役職を与える。さらに、職場の人間関係やバランスなども考慮しなければならないだろう。

能力が高くても、周りから潰されてしまったりすることもある。自分が仕事をするだけではなく、組織が上手く回るようにするためにはどうすれば良いのかを考える必要性も感じる。

管理職が人を見る目がなければ、組織は崩壊する。適切な人事が行われなければ、組織はうまくまわらない。社員がうまくいっていないと感じ、それを管理職に伝えたとしても、その状況を管理職は見ようとしない。

管理職になるくらいだから、プライドが高い。部下の要求に対して、自分のイメージが一致しなければ、その意見を排除することは普通にある。価値観が異なれば、他者の困りごとは流される。管理職に就くような人が、一般大衆の価値観と大きく異なることは危険なのだ。

信頼できる上司がいる環境が好ましい。しかし、なかなかそういう組織は多くはないだろう。そのため、自分で考えを主張する力が求められる。どういう状況であれ、自分の軸を持ち、ブレずに意思を貫くことと、伝える力はこれからの時代に必須の能力なのではないだろうか。