ホストに狂って、若い女性が風俗に流されたり、売春をさせられたりすることが問題になっている。新宿歌舞伎町で売春の客待ちをする人達を立ちんぼというらしい。昔は、風俗で雇ってもらえないような人が多かったようだが、今は普通に若い女性がいるようだ。
このホストにハマって身体を売るような状態になる原因となっているのが、売掛金の制度だ。これは、簡単に言えば借金なのだが、普通、クレジットカードや消費者金融でお金を借りる場合は、一定の手続きが必要になる。収入や職がなければ、大きい金額を借りることはできない。
しかし、ホストの売掛金制度は客とホストの信用でお金を貸すことができる。若い女性は、お金が払えなくなれば、身体を売ることができるので、ホストは売掛金制度を使ってお店に来てお金を使うように誘導する。この売掛金制度があることで、ホストに狂い、身体を売る女性が後を経たないというのだ。
ローランドさんの経営するホストクラブは、売掛金の廃止を発表した。それでも、消費者金融や闇金からお金を借りてホストに通い続ける女性は出てくると思われる。借金についてよく理解していない人が多い。ちゃんと理解していても、欲に流されて理性で行動できない人も多い。
これらに共通して言えることは、マネーリテラシーを少しでもあげてあげられれば、こういった犠牲者は少しでも減ることになるのだと思う。全員は難しい。それでも、幸せな人が少しでも増える世の中になってほしい。
