褒められる嬉しさ

人は褒められると嬉しく感じる。それは、自分自身が肯定されることで、周りから認められていると感じるからだ。普段、努力したり、成果をあげても誰も褒めてくれない環境だと、なかなかやる気も起きにくいものだ。

私の職場には褒め上手な上司がいる。人の良いところをよく見ていて、なにかあるたびに「すごい」とか「上手だね」と言ってくれる。素直に本音で言ってくれているように感じるので、わざとらしさもない。

その褒め上手な上司は物事をはっきり言うタイプの人で、仕事ができる。それなのに、その人の悪口を聞いたことがない。自分の主張をするタイプの人は周りから煙たがられる傾向にあるが、その人は周りから好かれている。

好かれている理由を分析すると、ものごとをポジティブにとらえて、人の良いところを積極的に褒めてくれるところにあるからだと感じる。もちろん愚痴は言ったりもする。それはお互い様だ。それでも、過去のことをぐちぐち言わずに、いつも前向きだ。

私は周りの人にあまり興味がない。それでも、人間関係は大切だと感じる。お互い良い関係を作るためには、尊敬する上司のように人の良いところを見つけて、さりげなく褒めることを実践することが重要だ。それがいつか自分に返ってくると考えると幸せに近づく。実践あるのみだ。