株を持っている人はずるいのか

ここ最近の株高は、大きなニュースにもなっている。ただ、株高だから国民の生活は豊かになるとは限らない。なぜならば、株を持っていない人と株を持っている人に分かれるからだ。最近は新NISA制度もできたことにより、日本人でも株を始める人が増えてきた。

それでも、海外と比べると株ではなく、資産を現金で所有する人の割合が大きい。株を

買う余裕資金もないといった人も多いのが現実だ。株高で恩恵を受けるのは、株を所有する資産家なのだ。もちろん、この株高により、企業価値が高まり、投資資金も集まることで、企業が設備投資にお金を使うようになり、業績が上がれば、給与も上がり、国民の生活は良くなっていく。

まだ、株高であるだけだ。賃金を上げる企業も多くなっているが、物価が上がっているため、物価上昇を超える昇給がなければ、本物の豊かさは手に入らない。

株はリスク資産だ。国の経済が発展すれば、上がっていくものとされる。そのため、長期的に見れば、株は上がるものだ。しかし、様々な要因で上がり下がりを繰り返すものなので、リスクが高い。

今回、株高の恩恵を受けている人達は、リスクを負った人たちなのだ。運が良いと思う人もいるかもしれないが、値下がりするリスクも考えた上で投資しているのだ。だから、株高で恩恵を受けている人はずるくはない。むしろ、羨ましいと思うなら、自分も勉強して、働いて稼いで、投資すればいいだけだ。

株式投資で大切なのは、失敗しないことではない。常に市場に居続けることが大切なのだ。

定年制の是非

60歳定年が伸びる。私の職場では、65歳まで定年が伸び、それ以降もさらに伸びる可能性があるという。平均寿命が高くなり、働ける期間が伸びた。年金がもらえるのは65歳だ。そのため、年金がもらえるまで働こうと思うのが自然となる。

老害という言葉がある。不適切だし、あまり好きではない言葉だが、実際に職場において、働く意欲がなく、そのポジションにしがみついている人は一定数いる。その人達は、今までであれば60歳で定年退職するのだが、65歳まで定年が伸びて、プラス5年間働くことになる。

正直、年配の人達は経験があり、学ぶことも多い。しかし、意欲もなく、職場のモチベーションを下げたり、迷惑をかける人も多い。その人達を残留させるのではなく、やる気のある若い人達を採用して、育成することの方が組織はもっと良くなると感じてしまう。

もちろん、定年を過ぎても熱意を持ち、仕事ができて、優秀な人材はいる。しかし、そういう人達のほとんどは、能力が見込まれて管理職についていることが多い。同じ平社員で、定年を迎える人には、訳ありの場合がほとんどだ。

人手不足の社会であることは間違いない。そのため、高齢者や女性に働いてもらわなければ社会は回らない。やる気のない定年を過ぎた方々とうまく付き合う方法を真剣に考えていきたい。

転職活動をする友人

先日、大学時代の後輩に連絡をしてみたところ、今は転職活動で忙しいという。30代前半の女性で、事務職を希望しているのだが、なかなか決まらないという。外見はきれいで、笑顔も印象的だ。印象は良いと思うから、すぐ決まると思うよ。と励ますが、それでも難しいという。

決して器用なわけではない。本人も、大卒だが進学校出身ではなかったので、一般常識などのWEBテストが全然できないという。年齢的なこともあり、良い会社で働きたいという思いが強い。その分、競争が激しい会社に挑戦するので、なおさら厳しい結果となってしまう。

自分の身の丈に合った就職先に就くことが大切なのだが、いい条件で働きたいという気持ちも十分理解できる。以前勤めていた会社を退職して、転職活動している。ひとり暮らしなので、生活もだんだんと厳しくなってきている。

昔からの仲なので、なんとか助けてあげたい気持ちもあるが、金銭的な援助はやりすぎだ。今は、話を聞いてあげることくらいしかできない。おそらくアドバイスをしても方向性は決まっていることだろう。

彼女がなぜ退職してしまったのかはよくわからない。ただ、理想は仕事をしながら転職活動していくことが理想だ。働かない期間の金銭的リスクがあまりにも大きい。転職するならある程度方向性が決まってから退職するべきだと改めて感じた。人から学ぶことは本当に大きい。

コロナ対応の検証

コロナは約3年ほど日本社会に大きな影響を与えたと感じる。多くの人が活動自粛に追い込まれ、生活が一変した人も多いだろう。私自身は、自分自身を見つめ直すいい機会となったが、学生たちは多くの青春の機会を失ってしまった。

果たしてコロナ禍の自粛は適切な対応だったのかという検証が必要だと思う。屋外では、飛沫感染しづらいという実態がありながらも、甲子園は行われなかった。多くの高校球児は、試合に負けて流す涙と異なる涙を流すことになった。

コロナ禍は、安全策とっていた方が適切な行動だと判断された。実際にコロナに感染し、亡くなってしまった人は多い。しかし、ほとんどは高齢者であり、若くして亡くなったとか、後遺症が残ったという人はそれほど多くない。高齢者以外はそこまでの活動自粛をとらなくても良かったという判断もできる。

ただ、コロナは未知のウイルスであったために、何が正しいのかはよくわからなかった。だから、守りの策を取ることの方が正しいと言えたのではないか。

過去の政治家や企業経営者、学校の対応を攻めているわけではない。果たしてこの行動は正しかったのか、そしてこれから感染症が流行ったときにどのような行動を取るべきか考えていくことが大切なのだ。

アクリル板の効果は薄かったという人も多い。間違った行動をとったことを攻めたいわけではない。理にかなった行動を取るために、検証が必要だと言っているだけだ。人は失敗から多くのことを学べるのだから。

運動のメリット

先日、職場の同僚が筋トレにハマっているという話をしていた。歳は30代前半なのだが、もともと若々しく見えていたが、いつも元気がなさそうに見えた。優しい性格で、ストレスを溜め込みやすいように見えた。

職場の人間関係と仕事のプレッシャーにより、9ヶ月程度、仕事を休んでいた。主に、上司からの圧力が原因で、眠れなくなったことが大きかったようだ。そんな彼が、最近筋トレを始めて考え方や生活が変わったという。

まず、筋トレすることにより、疲れて夜眠れるようになったという。筋トレが生活にメリハリをつけてくれたそうだ。また、筋トレをすることで胸板が厚くなった。服がきつくなったと言っていた。それにより、圧力をかけていた上司が怖くなくなったという。筋トレをすることにより、自分自身に自信がつき、自己肯定感が高まったことにより、ストレスに耐えられるようになった。

仕事を一生懸命頑張ることは、大切だ。しかし、自分自身の身体はもっと大切だ。仕事に多くの時間をかけたからといって、成長できるとは限らない。無駄に多く働くのではなく、自己投資をしたり、気分転換をすることでより自分の人生が良くなると感じる。

会社の犬になってはいけない。長期的な目線を持って、仕事とプライベートのバランスをとり、豊かな人生を送ることの大切さを職場の同僚から学んだ。

パチンコをする理由

学生時代からパチンコにハマり、今でもたまに遊びに行く。ただ、パチンコに対する捉え方が変わった。昔はお金を稼ぎぐために行っていたが、今は暇つぶしや気分転換のために行く。

YouTubeで、ある経営者がパチンコに行くのはお金も時間ももったいないと言っていた。別に行く人を否定したわけではないが、パチンコするよりも自分でお金を稼いだ方がお金は増えるというのだ。だからそんなにあたりが出ても、ワクワクドキドキしないという。お金もちになれば、そういった感覚になるのだと感じた。

最近はパチンコ屋の駐車場の車の数は減ったと感じる。それは、スマホゲームなどの普及や若者のパチンコ離れが大きい。さらに、消費税増税や機種の規制の影響もある。以前よりも、1000円入れたときにポケットに入る回数は今は昔よりもだいぶ少なくなった。つまり、回らないパチンコ台が増え、打てば打つほどより損するようになった。

もともとギャンブルは胴元が特をする仕組みとなっている。パチンコ人口が減れば、そのゲーム参加者の負担は単純に増えることになる。つまり、何か勝てる戦略がない限りは、やればやるほどお金を失うことになるのだ。

私は、パチンコに勝ってもあまり昔ほど嬉しいと思わなくなった。それなりの資産や稼ぎができて、昔のお金を得る感動がなくなったからだ。もっと別の楽しみを持ちたいと思うようになった。パチンコ以外の楽しみをもっと世の中に広めたいものだ。

健康資産

健康であるということは資産である。どんなにお金があったとしても、そのお金を使う体力がなければ、そのお金は何の意味も持たなくなる。それだけ、健康は幸福の土台となるのである。

歯がないという人がいる。それには様々な理由があるだろうが、大半の人が歯磨きをしなかったり、定期的にメンテナンスをしてこなかった結果である。歯は一本100万円の価値があるとされており、歯全体で2800万円の資産がある。

後になって、もっと歯を大切ししておけば良かったと嘆く人がいる。今、自分が健康であるということ、不自由なく生活できていること。それは幸せなことであると気づくことができるかが大切だ。その幸せな状態に気づけるのであれば、自分自身の身体をもっと大切にできるようになるだろう。

健康に投資することは、後々の自分の生活を豊かにしてくれる。保険に入れば良いと考えている人も多い。確かに、病気になった場合は、保険に入っていれば金銭的には安心かもしれない。ただ、保険に入ったからといって、病気にならないわけではない。むしろ、病気にならないような生活をすることを心がけることの方がより重要なのだ。

保険は無駄だとは思わない。それは、個人の判断だ。ただ、保険にお金や時間を使うよりも、自分の健康増進に対してお金や時間を使っていくことの方が、何倍も大切だと思う。