大学での学び

大学に院も含めて6年間通わせてもらったことは、親に感謝してもしきれない。基本的に授業料等は自分自身の奨学金やアルバイト代で賄っていたが、それでも苦しいときはいくらかは援助してもらった。親が子供への教育費をケチってはいけないという人もいるが、大学に行く価値があるかどうかはその人次第だ。

私は、大学に行って本当に良かったと思っている。学業に関しては、あまり身が入らなかったが、それ以外のところで多くの経験をしてきた。寮生活を6年間経験した。塾講師のアルバイトも本気でやった。そこで出会った仲間とは今でも連絡を取り合う仲であり、自分の貴重な財産となっている。

時間を巻き戻すことができるのなら、大学の学科を変えたい。私は、大学で数学を学んだ。正直、高校の数学と異なり、難しい問題を解くというよりも、難しい証明を理解するという学習内容がほとんどだった。大学の先生も正直、教え方が上手というわけでもなく、一行に興味が沸かなかった。

社会人になり、経済や金融に関する本を読んだり、簿記の勉強をするようになった。これは、社会人にとって必要だというだけでなく、学んでいてとても楽しい。こういった分野に学生時代に出会うことができれば、もっと意欲的に大学生活を送ることができただろう。

どんな経験も無駄にはならない。活かすか殺すかは自分自身だ。それでも、ものごとの選択というものはとても重要だと感じる。重大な選択をする際に、後悔しない選択をするために、日々学び続けるべきなのだろう。