最悪の状況を乗り切る方法

ユダヤ人の成功の土台とされるタルムードの小話にあるラバイの最悪で最良の災難という話がある。あるラバイという男性は、牛と犬を連れて旅をしていた。疲れたので、あるエリアで宿をとっていた。夜に聖書を読むために、ランプの灯りで聖書を読んでいたのだが、急にランプが消えてしまい、仕方なく寝ることにした。起きてみると、連れていた犬と羊が死んでいた。

人生最悪の事態だと思い、近くの村へ行った。その村は、多くの死者がいた。盗賊が村を襲い、村人を虐殺していたようだ。ラバイは運良く盗賊に会うことなく、身バレせずに生き延びることができた。

おそらく犬や羊を連れていたら、その鳴き声で気づかれて殺されたかもしれない。人生で最悪の事態だと思っていたことが、それがきっかけで命拾いし、それこそが自分にとって最良の事態だったのではないだろうか。

この話から、最悪の事態はそれを超える最悪の事態の防波堤になることもあるということを学べる。何か悪いことが起こっても、それは自分の今後のためになるかもしれないのだ。それでも、最悪の事態を乗り切る方法をいくつか紹介する。

① 住む場所を変える

② 付き合う人を変える

③ 何に時間を使うかを変える

④ 身体を鍛える

⑤ 自分が持っているものを数える

何かを変えたければ、自分の行動を変えていかなければならない。今の人生に満足していないのであれば、自分の行動が間違っていたことになる。それが不満なら、今すぐに動き出そう。