先日、学校の先生をしている友人から、電車賃が払えずに学校に行けない生徒がいるという話を聞いた。その子の家庭は、母子家庭で生活保護を受けているそうだ。
普段、その生徒はバイトをしていたが、人間関係が上手くいかずに数ヶ月前に辞めてしまったようだ。バイト代は、お母さんに吸収されていて、なかなか貯金もできなかった。
生活保護のお金の中に、娘のバイト代が含まれているはずだ。そもそも、学生が電車賃がないから登校できないという事態がおかしい。
その生徒もなかなか親には反抗できずに、ただ従うことが多いようだ。この話を聞いてかわいそうだと思った。
ただ、こんなどうしようもない親だとわかっているなら、少しずつ貯金などして不測の事態に備えることもできた。ダメな人から反面教師として、こうなったらダメだと学び、コツコツとやるべきことをやることもできた。
必ずしもできる人からしか学べないわけではない。
