失恋や仕事で大きな失敗をしたときほど、つらいものはない。自分の願望が打ち砕かれると、大きな無力感に襲われる。こういった場合に、どれだけ気持ちを切り替えることができるかどうかが大切だ。
負の感情は決して悪いことばかりではない。南海キャンディーズの山里さんは、売れない芸人時代にプロデューサーや仕事仲間から、見下されたことをずっと覚えていて、いつかは彼らを見返してやろうと、努力し続けた。その結果、昔は下に見ていた人も評価してくれるようになり、優位な立場に立つことができたそうだ。
それは、自分をバカにする人達をなんとか見返したいという、強い感情が彼の能力をより引き上げてくれ、力を伸ばすことができたのではないかと思う。
だから、つらい経験は決して悪いことだけではないのだ。むしろ、成功を収める人は、その負のエネルギーを活かして、生産性をあげたり、努力する力に変えることができるのではないか。
