インボイス制度の導入によって変わること

先月の10月1日よりインボイス制度が導入された。これまで、免税事業者は消費税を支払わなくて良かったものが、登録した事業者は消費税を納めなければならなくなった。過去の免税事業者は、収入が1000万円を超えない事業者のことであり、該当する個人事業主は多い。

特に、個人経営をしている人たちからの反発は大きい。もともと消費税を導入する際に、この消費税の特別な減免措置をとられた。それにより、個人事業主からの消費税反対運動はなくなった。しかし、高齢化社会の今、個人事業主からも本来とるべき税金を徴収しようという動きになったようだ。

消費税の仕組みは難しい。簿記の知識がないと、本質的な理解は厳しいと感じる。私自身も正確にはわかっていない。だから、このインボイス制度についてしっかり理解している個人事業主はどれだけいるのだろうか。個人事業主は確定申告を自分でしなければならないため、一般の会社員よりも、税金の知識はあるだろうが、よくわからないからお店を閉めようとか、インボイス制度の登録はやめようという人も多いだろう。

学校では、インボイス制度や税金の仕組みについては、商業高校でくらいしか教えてくれない。社会にでてから、そんなものなのかと知る人が多い。この税金の仕組みを知らないことで、損することが世の中にたくさんある。

だからこそ、義務教育段階でもっと、税金やお金に関する知識を教えて、国経済活動を活発にさせる必要があるのではないだろうか。