天命追求型

成功法則には、天命追求型と目標達成型があると言われている。織田信長豊臣秀吉徳川家康などの戦国武将でどのタイプに振り分けられるか語られるらしい。秀吉は天命追求型の武将ではないかと推測できる。

秀吉は貧しい農民の生まれであった。信長や家康は良い血筋をもっており、秀吉は成功するには不利な状況であったといえる。そのため、生まれたときから天下統一をするというような夢を語るはずもなかっただろう。

秀吉がここまで大きくなったのは、天命追求型の考え方を持っていたからであろう。天命追求型は、自分の運命は天に導かれるものだとする考え方だ。秀吉は信長の草履持ちから、信長に気に入られ、信長が亡くなった後にも、信長の意思を引き継ぎ、天下統一を果たした。

おそらく秀吉は目先のことよりも、目の前のことを精一杯やった結果が積み重なって大きな地位を築いたと思われる。自分のやるべきことを一生懸命にやることで、周りから認められて、それが厚い信頼になる。

秀吉は朝鮮戦争に失敗し、多くの損害を出した。全てがうまくいったわけではないが、見習うべきことは多いはずだ。目標達成型が悪いわけではない。天命追求型の考え方も大切だと改めて感じる。