残クレで車購入の是非

残クレとは残価設定クレジットのことをいう。残クレは、購入する車の数年後の下取り価格をあらかじめ設定し、車体価格からその下取り価格を引いた金額でローンを組む、ディーラーローンの一種だ。

残クレ後は次の3つの選択肢から選ぶことになる。

① 車を返却し、新しい車に乗り換える

② 車を返却する

③ 残価分を返済して、乗り続ける

③を選択した場合は、残価分を一括で返済するか、分割で返済するか選ぶことができる。

残クレのメリットは、新車を安い金額で乗ることができ、月々の返済額が少なくなる可能性があることだ。一方デメリットは、残価分を返却して、乗り続けるという選択をした場合、総返済額が大きくなるというリスクがある。また、車をカスタマイズできなくなり、価値を落とさないように、走行距離に制限がかかることもある。

残クレを利用して、毎月のローン返済の金額を安くできることは魅力だ。しかし、ライフスタイルの変化や価値観の変化に対応しにくい。今だけではなく、今後の将来のことを考えて、残クレと向き合っていくべきだ。