不動産投資の闇

不動産は株よりも、値下がりしにくい金融資産であり、有効な投資手法とされている。しかし、株式投資同様にリスクを抱えてるということを十分に理解した上で投資した方が良い。

不動産投資は、多くはローンを組んでアパートやマンション、戸建てを購入し、毎月の家賃収入を得ることで、収支をプラスにしていくスタイルだ。不動産には、購入時の諸費用や維持管理費用がかかるので、注意が必要だ。表面利回りは6%でも、維持管理費用や修繕費で、実際の利回りは3%になることもあるようだ。また、空室リスクも当然あるため、しっかりと不動産を見極める目も大切だ。

高収入のサラリーマンが副業として不動産投資をする例がよくあるという。それ以外にも、消費者金融にお金を借りている公務員や会社員が狙われるケースもある。悪質な不動産業者は、借金を返済してなおかつ余剰資金を生み出すという巧みな言葉で勧誘を行う。

1億円のマンションを購入させたとする。実際は6000万円程度の価値しかないものを売る。不動産屋がそのお客さんの消費者金融で借りた借金をすべて肩代わりして支払っても十分お釣りがくる。

悪質な不動産屋は、お客さんの通帳の残高の改ざんや年収のごまかしは日常的に行われているようだ。そんな危険な世界があるということを十分理解しなければならない。必ずうまくいく投資はない。必ずリスクはついていく。しっかりそのリスクや状況を十分に理解した上で投資を考えていかなければならない。