仕事に情熱をもった上司

先日、仕事に情熱を注いでいた上司が転勤してしまった。年齢は10以上離れている女性だが、価値観が合い、とても尊敬できる上司であった。思ったことは、周りの職員のために、嫌われるのを承知で、どんどん発言していたのがかっこよかった。

家庭を持ち、子育てをしながらも、遅くまで働くことが当たり前であった。転勤の際の挨拶では、涙を流しながら熱いスピーチをされていた。周りの同僚の中には、熱い人なので、おせっかいだとか、しつこいとかいうイメージを持っていた人が多かった。しかし、彼女が主張することは真っ当なことで、受け入れる我々の問題もあると感じていた。

彼女は最初からそういう人ではなかったという。最初は何もわからずに転勤してきて、わからないことは上司に聞いて仕事を覚えた。上司からはたくさん怒られて、多くのことを学び、今に至るという。つまり、誰にでも彼女のようにたくましくなれるということなのだろう。

転勤して数日が経ったが、彼女の抜けた穴はとても大きいと感じる。しかし、彼女の役割は残された職員で補えば良い。また、彼女のような情熱を持てば周りはついてくるということがわかったので、自分自身も仕事により情熱を持って、周りを引っ張る存在にならなければならない。人から学ぶことは大きい。人との出会いには感謝しなければならない。