出世するメリット

出世が早いと、周りから注目されるものだ。おそらく仕事ができるのだろうとか。責任感が強く任せられる人だとか思われる。出世に関しては、実力だけではなく、運の要素も強い。なぜこの人が管理職になっているのか理解できないときがある。決して、仕事ができるわけでもなく、コミュニケーションが上手なわけでもない。

本人のやる気は当然必要だ。出世をするためには、誰かその人を引き上げてくれる人が必ずいる。その引き上げてくれる人が必ずしも、人を見る目があるとは限らない。人を見る目がないにも関わらず、出世してしまえば、その後の人選も悪くなるのは当然だ。

しかし、誰がどうみても、仕事ができて、信頼されている人は出世する傾向にある。しかし、そういう人に限って、出世欲がなかったりするので、それもまた難しい問題だ。

出世することで、周りを動かす機会が増え、周りが良く見えるようになる。逆に言えば、周りが良く見えていなければ、上司としての役割は果たすことができない。部下に仕事を振ったときに、必ず仕事ができない場合がある。

その部下が仕事ができない場合にどうするのか考えるのが大きな仕事だ。仕事の頼み方が悪かったのか、それとも、振る仕事がマッチしていなかったのか。上司として学ぶべきことは多くある。

良いチームを作れる人は、どんどん出世する。良いチームを作るために、周りを見る目、コミュニケーション能力、適切な役割分担などの采配の力は必須だ。良いチームをつくることができる人は、良いリーダーになれる。出世することで、良いリーダーになるチャンスをつかむことができるのではないか。