87歳現役トレーダーから学ぶこと

先日、87歳現役トレーダーしげるさんの教えという本を読んだ。しげるさんは20代のころから株式投資を始め、現在は18億円の資産があるお金持ちだ。決して裕福な家庭で育ったわけでもないし、学歴もない。高校卒業後はペットショップで低賃金で働いていた過去を持つ。

その後、お金を借りてペットショップを開業した。さらに、雀荘を経営し、麻雀ブームに乗っかり、稼ぐことに成功した。その後、株式投資に本格的にハマり、一度はバブル崩壊により、資産を2億円まで減らしたが、そこから今の資産まで株取引で稼いできた。

しげるさんの1日は朝2時から始まる。新聞を読み、ニュースを見て情報収集をする。日本の株式市場が開いている9時から15時が勝負だと考えている。取引中はパソコンの画面をずっと見ているため体力が必要だ。体力をつけるために、毎朝2時間以上ウォーキングをする習慣がある。20時には寝る。まさに株取引のためにスケジュールを組んでいるように思える。

しげるさんは、基本的にデイトレードで収益を得ている。ひと月に500回から600回の取引を行っており、チャートの分析はもちろん、日本や世界の経済、決算や政治など、株取引に必要な情報から日々の判断を行なっている。

長期で保有している株もある。そのため、しげるさんは、自分の興味のあり、よく知っている銘柄を中心に保有している。また、長期的に成長が見込める株でないと購入しない。そこは、ウォーレンバフェットと共通する点ではないだろうか。

しげるさんは自分が投資で成功しているのは、勉強しているからだと言っている。だから投資をするのであれば、自分で勉強して自分の頭で考えて投資をするべきなのだろう。また、株式投資中心の生活を送っているしげるさんだからこそ、ここまでの成功に辿り着いたのだろう。好きこそものの上手なれ。好きなものをとことん突き詰めるをお金持ちになれる良い例を学ぶことができた。