両方の視点で物事を見ることの大切さ

株式市場が下落すると、メディアは資産が〇〇兆円失われたとか、〇〇%の損失だとか負の側面ばかりを報じる傾向にある。しかし、これは売り手側の話であって、買い手側はむしろ逆なのだ。

株式投資において、安く買って高く売ることで、その利鞘で儲けることが大切だ。買い手にとっては、いかに安く買えるかが重要なのだ。実際に、リーマンショックやコロナショックで多くの株式が売られた。しかし、株式市場が大きく下落したときに投資をした人達は、今や大きな利益をあげている。

株式市場が下落すると投資家たちは、不安になる。その不安が市場に大きく現れるのだ。だから、下落相場において、優良な企業の株が割安で放置されることは起こりうるのだ。

メディアは、片方の視点からニュースを報じる傾向がある。それが最もわかりやすく、視聴者に伝わりやすいのもあるだろう。そして、我々視聴者は、そのニュースで報じられたことを鵜呑みにして、生きていく。

賢く生きるためには、メディアの報じた内容を話半分で聞いた方が良い。物事には必ず両側の意見があるはずだからだ。冷静に情報を分析して、世論の流れに大きく左右されないブレない心と考え方をもつことが求められる時代なのではないだろうか。