ダムマネーを観て

ダムマネーという映画を観た。コロナ禍に起こったアメリカのゲーム小売会社である「ゲームストップ株」がテーマとなった作品だ。ゲームストップ株は当時、一時期の盛り上がりが冷め、業績も株価も低迷していた。そこに目をつけた富裕層の投資家は、ゲームストップ株の空売りを仕掛ける。その投資家はゲームストップ株は、今後も株価が大きく下がっていくことにかけていた。

しかし、ゲームストップを応援したいファンが市場に大きな影響を与えていく。低所得者層の生まれで、証券会社に勤める一般的な会社員だ。彼は、本業とは別に、動画投稿サイトでゲームストップ株を応援する動画を出し続ける。自分の投資した資産を開示して、周りの若者がそれに引き込まれて、ゲームストップ株を応援するようになる。

富裕層に支配されたウォール街が、一般の若者達の動きで株式市場の世界を変えるきっかけとなった事件だ。この作品を観ると、株式の取引や空売りや違法行為まで簡単に学ぶことができる。また、株式投資の魅力や危険度についても同様に学べる。

面白くて、ためになる作品は価値が高いと感じる。ただ、投資に興味のない人にとっては、少し面白いと感じることができないかもしれない。ただ、こういった投資について学べたり、考えたりするきっかけとなる作品を作ってくれてありがたく思う。