素直に話を聞くことの大切さ

自分自身が経験した失敗は、とても印象に残るものである。だから、もうその失敗を繰り返さないために予防をする人が多い。自分が経験して学んだことを後輩に伝えようと思ってもなかなか伝わらないことが多い。

後輩には、その先輩が経験したことを自分自身で経験したわけではないから、なかなか説得力がわかない。だから、先輩がいくら言っても聞き流してしまうことが多い。

失敗が多いほど、成長すると言われるが、それはチャレンジする失敗の話だ。余計な失敗は、ただ労力をかけるだけで、時間とエネルギーを無駄にしてしまうことにつながる。

大切なのは、後輩に具体例をあげながらわかりやすく伝えることだ。また、後輩との信頼関係を築くことも重要だ。何を言うかより、誰に言われるかの方が大切だと身に染みて感じた経験がある。後輩から慕われ、信頼される存在を目指すべきだ。

そして、後輩達こそ、常に先輩達から学ぶ姿勢を持つことが大切なのだ。先輩はみんなが優れているわけではない。しかし、その人の得意分野は必ずある。経験もある。まずは聞いてみようという姿勢が自分を伸ばすことにつながるのだ。