2:6:2の法則

NHKの番組『お母さんといっしょ』のエンディングで、可愛いキャラクターと、一緒に子供達がダンスを踊るシーンがある。そこでは、完璧に踊る子供が2割、なんとなく踊れる子が6割、踊らずに寝転がったり走り回ったりする子が2割いるという。

子供達はみな個性があり、全員が同じ方向を向くようにするのは難しい。これは、社会人になっても同じではないのかと思う。何も言わなくても一緒懸命に頑張って良い成績を出そうとする人もいれば、なんとなく仕事をする人もいるし、当然、やる気のない人もいる。

まずは、社会人になっても、上司が何も言わなくても一生懸命働いてくれると思うのはやめた方がいい。だから、上司や管理職がいかにやる気のない層を引き上げることができるかが大切なのだ。

何もしなければ、2:6:2の法則の通りになるので、これを工夫によって、10:0:0に引き上げることが重要なのだ。

その工夫は、実態に応じて評価や給与の仕組みを整えたり、励ましたり、注意したりしていくことで、部下の仕事の成果は上がっていくことになる。

まずは、人の本質を知るところから始めた方がいい。