人のせいにしないこと

昨日、職場の後輩から現状がつらいと相談があった。彼の周りの環境が好ましい状況であるとは言えず、頑張っているのに報われない。もうどうすることもできないと嘆いていた。

話を聞くことは上司の役目でもあるので、彼の悩みをただひたすら肯定して聞いてあげた。彼の話の中で、自分が上手くいかないのは、周りが悪いからだという言葉が多々でてきた。確かに、社会人なりたての彼にとっては厳しい環境かもしれないが、世の中もっと辛くて苦しい状況などいくらでもある。甘えるなと言いたい気持ちもあったが、彼のためにただひたすら聞いてあげた。

話を聞き終えた後に、アドバイスをしてあげた。まず、見本になる先輩を見つけるべきだと。最初は人の真似から入るのが1番である。その人の真似が上手くできるようになったら、自分を出していけばいいのだ。

また、考え方のスタンスとして、現状が上手くいかないことを人のせいにしていては成長することができないと話した。苦しい状況は逆に成長するチャンスであり、それをこちらの工夫で乗り越えていくべきなのだ。人を変えるのは難しい。だから、こちらが変われば、状況は簡単に好転することもある。そのために、いろんな人から学ぶ姿勢を持つことが大切なのではないだろうか。

若い段階で自信を持つことは大切だ。しかし、それ以上に謙虚な姿勢をもって仕事に臨むことはもっと大切なのではないだろうか。