残業時間

今日テレビで公立学校の教員の残業時間についての特集が組まれていた。ある小学校の先生の1日を取材していたのだが、1日の中で座っている時間がほとんどなく、ご飯を食べるのも5分という短い時間であった。保護者との面談がオンラインで予約できるシステムを導入したことにより、そこにかける時間はなくなったようであるが、以前として労働環境は厳しいように思われた。

教育実習生にも話を聞いてみると、生徒と別れる際に涙を流す実習生もいて、教員という仕事の魅力を感じたようだ。その一方で、忙しい先生達の実態を見て、どこで授業の準備をしているのだろうかと疑問に思う実習生もいた。また、自分が教員として果たしてやっていけるのかどうか考える実習生もいた。

日本の公立高校の先生達の労働時間は長いとされている。国は45時間を超えないように言うが、なかなか難しいようだ。特に中学校の先生は部活の指導もあるため、8割の先生はその基準を超えるという。

世界的にも、日本の教員の労働時間は長い。その原因の一つは部活動だ。地域に移行していく流れにはなっていると聞くが、なかなか難しい実態がある。

先生達の工夫である程度は改善されるが、国が舵を切ってくれると、より質の高い教育ができるようになるのではないだろうか。人は資産だ。子供にお金をかけることができなければ、その国は発展しない。教育にこそお金をかけてもらいたい。