本音でぶつかることの大切さ

この人とは価値観が同じであると思うと、仲良くなりやすい。そんな人が私の職場にいる。仕事にも一生懸命で、明るく、率先して動いてくれる。

先日、その人に自分の考えを正直にぶつけてみた。管理職から仕事を押し付けられて困っているといった中身であった。

しかし、その人は管理職の気持ちを十分理解していて、むしろ改革を起こすべきだと主張してきた。私は、保守派の人間で目の前の仕事を一生懸命やった先に成果が見えてくると考える。新しいことをするにはエネルギーが必要で、本当に大切なことをやる労力が奪われると考えている。

その人は、とりあえずやってみるという精神が大切だと言う。それがうまくいかなくても、チャレンジすることに意味がある。

同じ価値観だと思っていた人に、正反対の意見を言われたときに、衝撃を受けた。私の考えに同調せずに、自分の考えを主張してくるところが真似できない。

その人が言っていることは十分よくわかる。歳上である自分に対して、自分の考えを正直にそして堂々と主張してくるところに魅力を感じた。

人は皆同じ意見を持つわけがない。だからこそぶつかり、協調し、学びあっていく必要があるのだろう。自分の考えを大切にするべきだと改めて感じた。