給食費未納問題

知り合いの中学校の先生から聞いた話であるが、給食費の未納者が複数名いて、回収が大変だという話だ。しかも、一度とかではなく、一年、二年単位で支払っていないという。支払わない側からすれば、給食費は払わなくていいものと感じている親もいるというのだから驚きだ。

その学校は、未納者がいる場合は担任がその家庭に連絡をして、給食費を納めてもらうように促すようだ。しかし、連絡をしても電話に出なかったり、居留守を使われたりして、なかなか解決には至らない。ただでさえ、中学校教諭は生徒指導や部活指導で忙しいのにそんなくだらないことに時間を使っていることがアホらしく感じる。

結局その担任の先生は、給食費の回収ができずに、その家庭の生徒は卒業してしまった。卒業式の時に、給食費の未納分の支払い計画書を作ったようだが、計画通りにどころか、今のところ一度も支払いがなされていないそうだ。

今後は、市役所が回収担当となり、法的手続きに入るという。そこは市役所の方に頑張ってもらいたいところだ。

今回のケースから得られる対策としては、給食費の無償化がなされれば、誰も苦労しないのでははないかと考えられる。高校無償化とかよりも、まずは小中学校の給食費を無償化することを最優先にするべきなのだ。先生達や学校の負担を軽くしてあげることで、より質の良い教育がなされると考えるからだ。