お金の使い方

お金の使い方は人が出る。宝くじで高額当選した人たちは不幸になっているケースが多い。それは、大金を得たとしても、大金を上手く使う能力がないために、お金を無駄に散在して、あっという間に失ってしまう。所持金がなくなってからは、大金を使う悪いクセが出てしまい、生活レベルを落とすことができずに、苦労することになるだろう。

お金を稼ぐ力や貯める力は大切だ。それと同じくらい「お金を使う力」が重要なのだ。大切なのは、それが、消費なのか、投資なのか、浪費なのか自分でわかってお金を使うことが大切だ。目的と手段が一致していなければ、効果的なお金の使い方ができているとは言えない。

例えば家を買うとする。マイホームの購入は人生において、最も大きな買い物と言われる。家を買うことを浪費と思って購入する場合、家の資産価値が下がっていっても全く問題はない。一方で、投資と思って購入した家の資産価値が、みるみる落ちていくとなると、何のために家を購入したのかということになってしまう。

保険についても同様のことが言える。安心を得ながら、資産形成をしたいという場合、貯蓄型の生命保険に加入する人がいる。目的と手段が一致しているように思えるかもしれないが、掛け捨て型の生命保険とインデックス投資の方が、パフォーマンスが良い。

浪費が悪いわけではない。浪費こそ心の豊かさにつながる。なによりも大切なのはバランスなのだ。