お金と仕事が理由で断る人

友人からの誘いがあった際に、お金がないから。仕事で忙しくて。という理由で断るのはつらいものだ。もちろん、誘われたこと自体が面倒なものであった場合は例外であるが、楽しい機会を逃してしまっているのはもったいないと感じる。

幸運は人からもたらされるものであると考えている。5年間、誰ともかかわらずに、ずっと家で過ごしている人と、様々な人と接してきた人では、大きな差がつく。当然、不幸をもたらす人もいるのは事実だ。しかし、それも経験であり、自分にあった人、付き合いたい人は自分自身で選んでいけばいいのだ。

学生時代は、よくお金がないという理由で遊びを断ったものだ。大学の卒業旅行もお金がなくて行けなかった。明らかに機会損失といえる。もしかしたらそこで、人生を変えるきっかけが生まれたかもしれないし、いい出会いがあったかもしれない。今でも語り継がれる、事件に巡り会えたかもしれない。

社会人になってからは仕事が理由で遊びを断ることが多くなった。日程的に厳しい場合もあったし、仕事の疲れで、遊びに行く体力や精神力がなかったときもあった。自分に余裕がなければ、楽しむことができないと判断した。日頃からの心身の健康を維持することの大切さを実感する。

私の友人でウーバーイーツを仕事にしている人がいる。会社員という安定を捨てて自由を手にした。もともと遊ぶことが大好きで、お金の管理も苦手だった。そんな苦しい体験から、今では、しっかりとお金を管理できるようになり、好きなときに仕事をして、好きなときに遊びに行く生活を送れている。

彼は、自分がどんな人間か理解したうえで、自分の歩みたい人生を送ることができている。主体性のある生き方だ。正解は人それぞれだ。向き不向きは当然ある。文句を言っていないで、自分のいきたい生き方を堂々としたいものだ。