説得力

仕事をしていて、この人の言うことだから間違いないだろうと、話す内容よりもその人が言っていることが理由で評価してしまうことが多い。普段、適当なことをやっている人が、いざ真剣な話をしても相手には伝わりにくい。人間関係の中で生まれた信頼関係の土台があれば、言葉は伝わりやすいものだ。

信頼される人には、いくつかの特徴がある。仕事に真摯に向き合っていたり、仲間想いであったり、一生懸命であったりなど良い面が必ずある。その信頼される人は、歳上や経験年数の多い人が多い。それは、それだけ経験を重ねれば見えてくる世界が変わるからだと思う。

仕事に真剣に向き合ってきた人達は、様々な困難を乗り越えてきた経験がある。また、自己または、社員、会社のためにチャレンジをしてきた。そのトライアンドエラーの繰り返しによって、物事の本質を見極める目を持つことができている人が多いのだろう。

説得力の裏には、その人の頑張りや苦しみなどの裏側が必ずあるはずだ。経験してきたことほど、相手に伝わることはない。人に何かをギブしたければ、自分で様々なことに積極的にチャレンジすることで、言葉の重みが増すのだ。

自分の周りの大切な人達に何を伝えたいのか。それを深く考えることができればこれから取るべき行動も変わってくるはずだ。