総合型選抜

大学入試において総合型選抜で受験する人や合格者が年々増えているという。最近入試の呼び方が変わった。指定校推薦などの推薦試験が学校推薦型選抜、自己推薦、いわゆるAO入試が総合型選抜、一般入試が一般選抜と呼ばれる。

学校推薦型選抜と総合型選抜で受験する学生が約半数と言われている。昔と比較しても一般選抜の割合が低下していることにある。特に、総合型選抜の人気は高まっており、募集定員を増やす大学も多い。国立大学においても総合型選抜で合格を掴む生徒も増えている。

総合型選抜では、志望理由書や面接、小論文の対策が欠かせない。そこでは、大学に入学したい目的が明確であると合格につながりやすい。まず、将来の目標があって、それを実現するために大学で何を学ぶ必要があるのか。そして、なぜ受験先の大学でなければならないのかを話せるように準備しなければならない。

面接においては、学力の他に社会人基礎力と言われる力が求められる。これは、社会人として通用するスキルであり、大学でも磨くことになるのだが、高校生のうちに身に着けて置くべきスキルだ。

社会人基礎力には、コミュニケーション力、協調性、やる気、主体性など様々な力がある。これらは高校の座学の授業だけでは身につきにくい。アクティブラーニングを用いた体験的な授業を重ねていくことで身につくことになる。

社会、大学が求めている人材を把握した上で、高校で何を教えるかを考えていかなければならない。