車とバイクにお金を捧げる友人

最近知り合った友人で、給料は好きな車とバイクに捧げる人がいる。三重から単身、宮城県まで仕事の都合で来ているらしい。車は大切すぎて、知らない土地である宮城に持って来れなかったという。知り合いの信頼できるディーラーさんじゃないと、頼ることができないようだ。

宮城にきて1年ちょっと経つらしいが、雪が降らない期間はバイクで通勤し、それ以外は公共交通機関を利用する。車はホンダのプレリュードという旧車らしい。写真を見せてもらったが、車高が低く、高そうな感じがした。

昔の車であるため、エアコンが効かないという。それでも、愛車に乗っている自分が好きなようだ。正直、そこまで好きなら、宮城県まで車を持ってきて普段から乗れば良いのにと思ってしまう。無駄に高い税金を支払い、不便な電車やバスを使うことがなかなか理解できなかった。

私は、年齢を重ねるごとに物欲は無くなってきた。収入は、基本貯めて、残りは投資に回すべきだと考えてしまう。贅沢するのは、友人や家族との宴会の場や旅行のときで良いと考えている。

好きな車の話をする時の友人の目は輝いていた。好きな車やバイクのために働いていると言ってもいいくらいだ。それでも、少しずつで良いからお金を貯めた方が良いと思う。少しの工夫で、10年先や20年先の未来は明るくなる。それを伝えることがとても難しい。