日大アメフト部の大麻問題

日大アメフト部の複数の部員が大麻を所持しており、逮捕者が出たことで、アメフト部が廃部になるというニュースを観た。大学側が廃部の方針を決め、監督から選手に「アメフト部は廃部になりました」と伝えられたそうだ。

アメフト部の部員は約120人程度いるようで、この事件に全く関係のない部員まで被害を受けることになった。スポーツの世界では上下関係が厳しく、連帯責任を負わされることが多い。今回は、大麻関係者の問題により、関係のない部員達が、責任を負わされた形だ。

大学に夢を持って、アメフトのために入学してきた学生もいることだろう。その学生達の夢を壊すような悲しいニュースだ。おそらく大麻のことを知っていても、先輩からの圧力により言えなかった部員もいるだろう。大麻のことが世間に知られれば活動ができなくなると感じてみて見ぬふりをした人もいるだろう。

問題なのは、アメフト部なのではなく、大麻利用していた部員なのだ。だから、関係のない部員については、しばらくは活動自粛などにするなどしてあげたら良いのではないか。アメフト部を廃部にしたから解決する問題でもない。今後、このようなことが起こらないようにしていくことの方が大切なのではないか。

大学は学生の主体性が必要になる場所だ。大人がそばで見守ってあげることも必要な時代になってきているのかもしれない。