誰に言われるか

自分よりも下に見ている人の言うことは聞かない人が多い。この人は大したことないと思われれば、対等な関係を築くことは難しい。例えば、サッカーのコーチがサッカー経験もなく、上手でもない、知識もない場合に子供達は舐めるし、言うことを聞かないだろう。

その場合、人間関係を築くのが上手だったり、語彙が豊富で子供達に刺さるような言葉を使うような人であれば、子供達は従うのかもしれない。しかし、普通の人が、何の工夫もせずに、自分の得意なものでない分野のコーチをやって、子供達が従うようになるのは難しい。

何を言うかよりも、誰に言われるかが大切かもしれない。嫌っている人や、下に見ている人から色々言われたとしても、何も響かないし、ほとんど効果がないかもしれない。逆に、ちょっと外れたことでも、尊敬している人から言われれば、素直に受け入れてしまう人が多いかもしれない。それだけ誰に言われるかが大切なのだ。

だからこそ、信頼関係を築くことが大切なのだと感じる。自分の苦手なことではなく、得意なことで周りを圧倒したり、親切にしたりすることで、その人は好かれたり、尊敬されたり、頼られたりするようになる。全員と信頼関係を作るのは無理だ。だから、極力嫌われない努力をして、自分ができないことは周りに任せることもより大切になってくるのではないだろうか。