リモートワークの有効性

2010年あたりからリモートワークができる環境整備が整ってきたと言われている。しかし、在宅ワークを認めない勢力が強く、なかなか世の中にリモートワークは普及しなかった。コロナ禍に入り、外部との接触が制限される社会になり、リモートワークをせざるを得ない環境になった。そして今、リモートワークの有効性について改めて考える時期にきているのではないだろうか。

リモートワークは、自分の裁量で仕事に集中できるというメリットが大きい。会社に行けば、出たくもない会議や打ち合わせに参加させられ、本気で集中できる時間が少なくなる。創造性が必要な仕事において、在宅であれば自分のゾーンに入ったときであれば、大きく生産性をあげることが可能になる。ゾーンに入るまでは、自由な時間の使い方もありだ。

通勤の時間も短縮される。通勤で一日往復2時間をかける人はざらにいる。それが一ヶ月続けば、40時間。一年で、480時間になる。その時間が自分の自由な時間に使えると考えれば、生産性の向上や充実した時間の使い方につながる。

会社に行くことで、社員とのコミュニケションが生まれ、絆も深まる。そのメリットも大きいと感じるが、コミュニケーションは毎日顔を合わせる必要もない。いかに仕事に集中できる環境を作れるか、自由な時間を作れるか。それらを追求した先にリモートワークがあるのだと思う。