社会性の育て方

知性には、学業的知性と、社会的知性がある。学業的知性とは、主に学校教育で培われるものであり、授業を聞き、真面目にノートをとり、テストで良い点数をとれば評価される。一方、社会的知性とは、周りといかに協調できるかや、コミュニケーションをとれるかに着目し、良い人間関係を築く力があると、社会的知性が高いと評価される。

学校教育においては、学業的知性が高い人が褒められる傾向にあり、なかなか社会的知性を伸ばす環境にいない場合が多い。社会に出てから、社会的知性を伸ばすケースが多いだろう。

よくあるパターンとしては、学校教育で学業的知性を伸ばし、会社に入ってから社会的知性を伸ばす形だ。頭が良いと思われるためには、この学業的知性と社会的知性をうまく組み合わせて使える人こそが『できる人』なのだ。

もし仮に、子供の頃から社会性が育っていれば、人生をより優位に送ることができるようになるのではないか。社会性は、ある程度トレーニングによって高めることができる。

学校現場においても、学業的知性だけでなく、社会的知性についても育成するカリキュラムを用意するべきなのではないだろうか。