情報を見極める力

日本人は素直であると言われている。それは、褒め言葉ともとれるが、騙されやすいとも言える。フランスやイギリスにおいて、テレビの内容を30%程度しか信じている人がいないという。しかし、日本ではテレビの内容を60%の人が信じている。

テレビを否定するわけではないが、テレビにはテレビ局にとって都合の良い内容が流されていることに気づかなければならない。

例えば、TVでよく見かける保険のCMがあるが、このCMには、多くのお金がかけられている。有名な俳優さんを起用し、企業はテレビ局に多大なスポンサー量を支払っている。では、そのCMのお金はどこからきているのか。それは、我々が日頃支払っている保険料収入から出ているのだ。

ネットの保険会社と比べたときに、良い立地に自社ビルを持つような保険会社の保険料は当然高くなるに決まっている。CMで良い印象を植え付けられて適正な判断ができなくなっている人が多いのだ。もちろん、TVCMを行なっている企業の商品やサービスはとても良いものもある。ただ、CMの内容をそのまま鵜呑みにしないで、自分の頭で考えて消費行動をおこすことが望ましいと言える。