テレビの衰退

最近の若い人はテレビを観なくなったと言われる。確かに、ゴールデン番組はどれも似たようなものになっているような気がする。経費のかからないクイズ番組が目立つようになった。

ではいつから、このようになったのかを考えてみると、二つタイミングがあって、バブル崩壊と、スマートフォンの普及である。

バブルが崩壊したことにより、番組に段々とお金がかけられなくなっていった。テレビ局はスポンサーからの収入で経営がなりなっているので、会社の儲けが減れば、CMなどにかけられるお金も当然減る。それが30年続いたと言われている。日本以外のアジア諸国は、成長しているにも関わらず、日本人だけが豊かになっていないのだ。

さらに、スマートフォンが普及したことにより、いつでもどこでもサクサクと動画が観られるようになった。追い討ちをかけるかのように、2019年にはネットの広告費がテレビの広告費を上回った。これからは、ネットの時代だと言われるようになった。

ただ、テレビも諦めてはいけない。現在、ラジオも生き残っており、生きる道はきっとあるはずだ。完全にネットに勝つことは難しいかもしれないが、ネットと協調することで、テレビの立場を確立してもらいたいものだ。