投資の終わり方

お金を使わずに死んでいくのはもったいない。何のためにお金を稼いできたのかわからない。ただ、お金を持つことで安心や自由を買うことができる。お金を60歳を過ぎたあたりからお金をどのように使っていけばいいかは考えていかなければならない。

積立投資の終わり方という本では、65歳まで資産を投資などで形成し、65歳から積み立てたお金を取り崩していくことを推奨している。定率で取り崩すことを勧めている。

株価が上がれば、株式を売却し、株価が下がれば、預金を取り崩す。こうすることで、積み立てたお金を少しでも長持ちさせることができる。

退職金を資産運用に使おうとする人がいる。適切な投資先であれば問題はないが、今まで資産運用をしたことのない人のような投資初心者に、不動産屋や銀行員は寄ってくる。そこで、あまり良くない投資商品をつかまされる。

そのようなことになるのであれば、70歳まで、年金を繰下げ受給し、永続的にもらえる年金額を上げたほうがいい。そのために、70歳まで貯めたお金で凌ぐ。70歳まで繰り下げ受給することで、最大141%年金額が増える。年率で換算すると、8%程度年金額を上げることができるのだ。

山登りは登ることよりも下るほうが難しいと言われる。人生も同じで、登ることの先もより大切になっていくのだ。