借金を返すことと投資すること、どちらを優先するべきか

借金を返済するか、投資をするか、どちらを優先するべきかを悩んでいる場合は、金利で判断するべきだ。

金利の相場を頭に入れておいた方がいい。奨学金は1%未満、住宅ローンは1%程度、自動車ローンは5%程度、カードローンは10〜15%程度、消費者金融は10〜18%程度、闇金は40%〜が目安とらなる。

奨学金や住宅ローンは比較的金利が安いので、無理して返す必要はないが、その他の借金に関しては優先的に返済するべきだ。

借金の金利と合わせて、投資をしたときの利回りについても理解しておくべきだ。例えば、月5万円30年間、積み立て投資を行った場合、元本は1800万円となる。利回りが1%のとき、250万円増える。利回りが5%のとき、2000万円ほど増えることになる。

ある程度の利回りで投資をすると、期間を置くと大きく、お金が増えることがわかる。これは、借金をした場合にも同様に起こることであり、借金をする人は投資についても理解しておくと、どのように返済するべきか適切に判断できるようになるのだ。

そもそも借金をするべきではない。ただ、いい借金もある。金利が1%で100万円借りて、利回り5%の不動産投資をした場合、4%プラスになる。投資は必ずうまくいくとは限らないが、長期的な見方で見た場合、ある程度の利回りは期待できる。そういう意味で、必ずしも借金が悪いわけではない。

借金をしている人は、自分の月々の固定費を見直し、生活防衛資金を貯めて、価値と価格の判断ができるようになれば、生活がより良くなっていく。