働く女性

子育てをしながら働いている女性には頭が上がらない。おそらく家庭での家事や子供の送迎などは夫と分担しているのだろうが、女性が主にやっているところの方が多いのではないだろうか。

職場では、子育て中だからといって仕事の分量が大きく減るということはないだろう。周りの社員たちも気を使うだろうが、忙しいときはそうも言っていられない。働く女性は時間のやりくりが必要になる。

女性の視点は欠かせない。男性が気づきにきい視点を持っていることが多く、女性にしかできない仕事がある。女性はコミュニュケーションが上手な人が多く、職場の雰囲気も明るくなることが多い。それだけ女性は、働く環境において必要不可欠な存在だということができる。人手不足だからという問題ではなく、女性の一定数の割合は組織においてとても価値があるのだ。

そのため、子育てに専念したいからといって仕事を辞めるのはとてももったいない。働く環境がどうにか、そういった人たちが子育てしながらでも働ける環境を整備していくことが求められる。

ITをうまく活用するなど、業務の効率化や生産性の向上が必要だ。あとは、周りの理解や意識を変えていく必要もあるだろう。女性が働きたいと思える環境を作っていきたいものだ。

工場の自動化

先日、山崎製パンの千葉工場で、61歳の女性が勤務中にベルトコンベアーに挟まれて亡くなるという痛ましいニュースがあった。この女性は20年以上山崎製パンで働いているいわゆるベテランであり、なぜこのようなことが起こってしまったのか、疑問に思ってしまう。

一般的に、工場内には緊急停止ボタンがある。そのボタンがなぜ押されなかったのか、そして、安全対策はきちんととられていたのか、原因究明が大切だ。ベルトコンベアーのスピードは速いという話もある。利益を追求するだけではなく、安全面をおろそかにしてはならないと感じる。

山崎製パンは、菓子パン業界でのシェアはナンバーワンだ。円安や原油価格の高騰により、小麦の値段が上がり、経営が心配されていた。しかし、適切な商品の値上げにより、ここ最近の売上と利益は好調を維持している。

山崎製パンには多くの従業員が働いている。これは、会社が雇用を生み出しており、地域貢献をしているといえる。しかし、工場の自動化に向けての投資をもっと行うべきであるのではないだろうか。

機械化により、もっと生産性があがったり、安全性も上がったりする可能性を秘めている。経営が厳しいのであれば難しいだろうが、余裕のある今こそ、自動化に向けての投資を急ぐべきではないだろうか。

中小企業の生きる道

政治家たちが、企業の経営者に賃金を上げるようにプレッシャーを与えることにより、5%程度のベースアップが実現できる企業が多いという。賃金が上がれば、物価が上がっても生活は厳しくならない。むしろ賃金上昇率の方が高ければ、消費が増えて、経済は好転していく。

しかし、賃金上昇は大手企業に限られたり、賃金を上げるゆとりのない業界や会社があることも事実だ。これから注目されるのは、中小企業の賃金上昇が実現可能かどうかである。

上からの圧力で、賃金を上げるように言われたとしても、利益が上がらなければ当然給与など上げることなどできない。

先日、ある中小企業の社長さんと話をした。その会社も賃金を上げるように努力はしているが、実際に賃金を上げることは難しいという。なぜならば、もともとのビジネスモデルが利益の出にくい仕組みとなってしまっているからだ。

大きな儲けを目指すというわけではなく、地域に貢献する会社という社風なので、急な方向転換も難しい。このような会社は日本に他にもたくさんあることが予想される。経営者たちは、そういった状況を踏まえてどのような方針を打ち出すのか。応援したい。

いじめの認知件数について

いじめの認知件数が上がっているようだ。よくよく話を聞いてみると、一生懸命いじめの調査を行っているから、認知件数が上がっているのだという。もともといじめはたくさんあって、その実態が単純に明るみにでたからこの結果となったのだろう。

最近はスマートフォンの普及により、SNSでのトラブルが絶えない。大人であってもヤフコメなどで、悪質なコメントが後を立たず、制限されるようになってきた。Xやインスタなども、とても便利で魅力的なツールだが、トラブルに発展しやすい。

大人側は、そんなトラブルを未然に防ぎたい思いもあり、SNSを使うなと言いたいが、SNSを制限するような時代でもないので、いかにしてトラブルを予防していくか考えていかなければならない。

最近、暴力事件を起こす生徒は減ってきているようだ。どちらかといえば、SNSでの悪口など陰湿なものが多い。当然学校内でも、あからさまないじめ行為はあるだろうが、先生によってはそれに気付けない人も多い。

先生になる人は、これまでの人生で真面目に生きてきた人がほとんどだ。だから、いじめる人の気持ちに立てなかったり、そもそもそういったことに関わりたくないという人もいる。教科の指導はできるが、人間教育ができない先生も多数いる。

おかしい人はどの組織にも存在する。大切なのは、管理職がそれを見抜いて、適材適所の人事を行うことだ。どうしても難しい場合には、チームで解決できるような組織を作り上げていけばいい。

いじめなどくだらないことに時間をかけずに、本当にやりたいことに時間をかけていきたいものだ。

最高の人生の見つけ方

先日、最高の人生の見つけ方という映画を観た。二人の老人が、病気になり、同じ病室になったことから、二人がこれからの生き方を考える話だ。それぞれ全く異なるタイプの人間だ。カーターは自動車整備工として、家族のために必死に働いてきた。家族や友人も多く、クイズが得意だった。お見舞いによく来てもらえていた。

一方、エドワードは、病院の経営者であり、大富豪だ。いつも優秀な秘書をとなりにおいて行動していた。4度結婚したが、どれもうまくいかなかった。娘がいたが、一方的な愛情行為により、絶縁状態であった。

そんなに裕福ではないが、家族や友人に恵まれ、幸せな生活を送っていたカーターとお金はたくさんあるが、見舞いに来るのは、優秀な秘書だけのエドワード。どちらが幸せな人生か考えさせられる。

あるとき、カーターは自分のメモ帳を床に落としてしまう。それをエドワードは拾い、カーターは死ぬまでにしたいことが多く書かれていた。バケットリストと呼ばれるもので、二人は気があったこともあり、カーターのやりたいことをエドワードが自分のお金の力を使い、一つ一つ叶えていく。

二人は最終的に亡くなってしまうが、エドワードがカーターから大切なことを学ぶことができたと言っていた。死ぬ直前に出会った二人だったが、お互いにとって幸せな時間だった。そして、本当に大切なことが何なのか気づかせてくれた。

お金は大切だ。しかし、人とのつながりはもっと大切だ。カッコつけて自分の本当にやりたいことを我慢する人生など糞食らえだ。そんな考え方を教えてくれるいい作品に出会った。

Smartの法則

目標設定にSmartの法則というものが役立つ。Smartの法則とは、目標が具体的であり、計測できるものであり、同意されているものであり、実現可能なものであり、期日が明確なものであることが理想とされるものだ。

ただ単純に、お金持ちになりたい、豊かな生活を送りたいというのではなく、具体的に、六本木ヒルズの最上階に住みたいなどの目標であることが理想的だ。また、2階建ての戸建ての住宅を5000万円で購入したいというような具体的な数字をいれると良い。

目標は、自分が心から願うものであるべきだ。本当に自分がその目標を達成したいかを確かめるために、なぜを3回繰り返すと、心からその目標を願っているものなのか確認することができるので、効果的だ。

目標は実現可能なものでなければならない。できるだけ小さな目標を複数設定して、それを実現していくことが望ましい。3ヶ月以内に達成できる小さな目標を設定することから始めたい。

最後に、いつまでにその目標を達成するのかどうかを決める。

職場環境

先日、飲み会で職場の後輩が今の職場を辞めたいと考えているという話が出た。どれだけ本気かはわからなかったが、そういった話が出ること自体とても悲しい気持ちになった。原因は、職場の人間関係によるものだ。

明らかに問題があるにも関わらず、その真面目な後輩がその問題を指摘しても、誰も肯定してくれず、味方になってもらえない。その問題を放置したまま、時が流れるため、問題はもっと悪化していき、職場の働く環境はもっと悪くなる。

私は、その後輩と部署が違うので、話を聞いて、励ましてあげるくらいしかできなかっかことが悔しい。その後輩に話したのは、「あなたの感覚は正しい。私も同じことを感じる。しかし、同じ職場でも、感覚の違う人はたくさんいる。今回は、あなたと感覚が違う人があまりにも多いから、現状が変わらないことは仕方のないことだ。」と伝えた。

さらに、「人はすぐに変わることはできない。だから、変えられないことを嘆くのではなく、自分の視点を変えていくことも大切だ。」と伝えた。

経験を重ねれば、できる仕事も増えていき、ゆとりが生まれる。柔軟な発想や対応もできるようになっていく。そうすると、仕事の中で楽しみが増えていく。その楽しみが少しでも多くできるように、職場環境を良くしていきたいと感じた。