最高の人生の見つけ方

先日、最高の人生の見つけ方という映画を観た。二人の老人が、病気になり、同じ病室になったことから、二人がこれからの生き方を考える話だ。それぞれ全く異なるタイプの人間だ。カーターは自動車整備工として、家族のために必死に働いてきた。家族や友人も多く、クイズが得意だった。お見舞いによく来てもらえていた。

一方、エドワードは、病院の経営者であり、大富豪だ。いつも優秀な秘書をとなりにおいて行動していた。4度結婚したが、どれもうまくいかなかった。娘がいたが、一方的な愛情行為により、絶縁状態であった。

そんなに裕福ではないが、家族や友人に恵まれ、幸せな生活を送っていたカーターとお金はたくさんあるが、見舞いに来るのは、優秀な秘書だけのエドワード。どちらが幸せな人生か考えさせられる。

あるとき、カーターは自分のメモ帳を床に落としてしまう。それをエドワードは拾い、カーターは死ぬまでにしたいことが多く書かれていた。バケットリストと呼ばれるもので、二人は気があったこともあり、カーターのやりたいことをエドワードが自分のお金の力を使い、一つ一つ叶えていく。

二人は最終的に亡くなってしまうが、エドワードがカーターから大切なことを学ぶことができたと言っていた。死ぬ直前に出会った二人だったが、お互いにとって幸せな時間だった。そして、本当に大切なことが何なのか気づかせてくれた。

お金は大切だ。しかし、人とのつながりはもっと大切だ。カッコつけて自分の本当にやりたいことを我慢する人生など糞食らえだ。そんな考え方を教えてくれるいい作品に出会った。