楽しさこそが正義

大学生になって大きく価値観が変化した。高校生までは、部活や勉強で成果を出したいと強く思っていて、それなりのライバルがいて目標に向かって頑張ってきた。そのため、どうせ戦うなら相手に勝ちたいと強く思っていた。

大学生になると、その価値観が大きく変わる。特別に何か部活に入っていたわけでもないし、勉強もついていくので精一杯だったので、身が入らなかった。大学では、寮に住んでいて、そこでは勉強1:遊び9の世界だった。

これまで、本気で遊んでこなかった自分の価値観はそこで大きく変わった。周りの先輩達は、個性があって自分自身で寮生活を楽しもうとしていた。勉強は後回しでなんとかなる。朝方まで、一緒にゲームをしたり、お酒を飲んだりして、次の日の授業に遅刻したり、欠席したりすることも多かった。

大学生活では、勉強に関する知識はほとんど身につかなかったと言っても良い。しかし、人とのコミュニケーションの大切さや人生を楽しむことの大切さを教えてもらった。自分が一番いきいきしていた時期だし、何より楽しかった。

楽しむことだけ考えていたら、失うものもあるだろう。しかし、私自身、大学生活で楽しさを重視して過ごした価値は何にも代えがたい経験だ。社会人にとっても、「楽しさ」は大切だ。そのバランスを意識して生活していきたいものだ。