太陽光発電投資

地球温暖化が進み、ますます自然可能エネルギーが注目されるようになってきた。2050年までにカーボンニュートラルを目指すという目標を掲げている以上、これ以上、石炭や石油による発電は抑えなければならない。

自然可能エネルギーで身近なものは太陽光発電だ。日本では、2011年の東日本大震災のときに、太陽光発電の注目が集まり、普及してきた。震災後、エネルギー買い取り制度が出てきて、個人で発電した電気を売ることができるようになり、太陽光発電投資を行う人が増えた。

太陽光発電投資は今はもうおすすめできないという。発電した電気を買い取る単価が昔よりも下がってきているからだ。昔よりも発電効率が高くなっているとはいえ、旨味のある投資とはいえない。

株式や土地のように、価格が2倍、3倍になる可能性は低い。つまり、お金持ちになれるチャンスがないのだ。こつこつ発電して、定期的な収入が入るが、魅力が薄い。

太陽光パネルの処理の問題もある。パネルは大きくて重い。発電ができなくなった場合に処分にお金とコストがかかる。パネルの劣化により、発電効率も下がる。メンテナンスも手間だろう。

太陽光発電でうまくいっている人はいる。しかし、今から初心者が始めるならやめたほうが良い。それよりも、もっと良い投資手段があるはずだ。環境には良いが、デメリットが多すぎる。CO₂を排出しないエネルギーの開発、普及が望ましい。