親の言う通りに生きる人生

親の影響というものは大きい。親が医者や弁護士だと、自分自身が学生時代にたくさん勉強して、今の地位についたことで、子供にも勉強を強制することが多い。確かに、勉強ができれば、人生の選択肢が増えて、豊かな人生を送りやすい。しかし、勉強漬けになることで、学生生活で身につけるべきコミュニケーション力や協調性などが培われない場合も多い。

親にいうように勉強した後も、就く職業まで命令するような親もいる。親が経営者であれば仕方ない部分もあるかもしれないが、親は仕事へのイメージで、良い悪いを判断し、ここに行きなさいと言う。

親としては、子供に幸せになってもらいたいと考えている。だからこそ、安定した良い会社や職業に就くことを勧めてくる。これは親の愛でもあり、エゴでもある。子供は自分の人生なのだから、アドバイスを聞くにしても自分で進路を決めるべきだ。

親の言う通りに生きる人生もありかもしれない。しかし、人の言う通りに生きる人生からは自主性は生まれない。自分の道を自分で選択したからこそ、辛いときも頑張ろうと思うことができる。

親の言う通りに進んで、それなりに楽しい人生を送ることができる人もいるだろう。しかし、自分の意思で人生を選択した人の方がもっと豊かな人生を送ることができると思う。