寄付ができる人

先日、霜降り明星粗品さんが、競馬で当てた2400万円を能登半島地震で被災した被災地へ全額寄付したというニュースを観て驚いた。競馬で当てたあぶく銭だから当然と感じる人も多いかもしれないが、一般の人が寄付できる金額ではない。この思いっきりの良さに男気を感じる。

粗品さんは、プライベートでギャンブルにハマっていることを公言されており、競馬に多くのお金を費やし、今では1億円弱の借金があると言われている。彼は、若くしてお笑いの世界で成功し、未来ある若手だ。これからのことを考えたときに、借金1億円は大した額ではないのだろう。

中には、寄付をするならまずは借金を返せという人がいる。その考え方もわからなくないが、誰から借金をしているかによる。自分の身の周りの大切な人からしている場合は、すぐに返すべきだ。一方で銀行や消費者金融などの機関であれば、お金を返せなければ利息が高くつくだけなので問題はないだろう。

家計管理をしていると、お金の大切さを感じる。あまり無駄なお金の使い方をしたくないと感じる。そして、そのお金は自分のためや自分の周りの大切な人達のために使いたいと思うようになった。

私は、今まで生きてきて数百円しか寄付をしたことがない。寄付は金額の問題ではないと思うが、相手のことを真剣に思えば、その額も高くなるだろう。粗品さんまではいかないにしても、苦しんでいる人達のためにお金を使いたいものだ。