歴史を学ぶ理由

歴史を学ぶ理由は2つある。一つは、目の前の状況の真実を知るためだ。もう一つは、過去の歴史を知ることで未来を予測するためだ。

未来予測には、弁証法が用いられる。弁証法とは、命題Aを設定して、命題Bで否定をし、新たな命題Cを導くやり方だ。原点回帰のイメージを持ってもらうとわかりやすいかもしれない。

原点回帰されていることは、日常にたくさんある。例えば、現在の日本の教育は小学校から中学校までの9年間で義務教育を行う。これが当たり前になっているが、実は、江戸時代は寺子屋という学舎があり、そこでは、学年ごとではなく、子供達がともに学んだ。

今、スウェーデンでは、学校では子供達が基本的に家で学習したものでわからないことを学校で聞くような教育スタイルになってきているという。家で動画を視聴したりもするという。

日本ももしかしたら、スウェーデンのような教育スタイルになるかもしれない。以前の寺子屋のようになるかもしれない。さらには、ネットを駆使して、昔のスタイルと融合した形のスタイルになるかもしれない。

そういった予測ができるのも、昔のことを知っているからである。だから、歴史を学ぶことは大切なのだ。