監督の言葉

仙台育英野球部が甲子園で準優勝した。昨年、優勝して注目や期待を集めていた中で、この結果を出せたことは素晴らしいと思う。優勝候補と言われたチームや、強豪校を次々と打ち破っていったことは、宮城県民としては誇らしかった。

決勝でチームが負けたときに、優勝チームである慶應高校の監督、選手のインタビュー時に、仙台育英の監督や選手達は、拍手をしていた。負けて悔しいはずなのに、相手への敬意なのか、心からおめでとうと言っているように思えた。

仙台育英野球部の須江監督は、人生は敗者復活戦だ。負けてから人の本当の価値が出る、と言っていた。負けてからが大切だという。

昨年の監督インタビューでも、全国の野球ファン意外からも、心に残る言葉を話していた。おそらくその言葉や姿勢が、選手たちに届いているのだろう。

野球は勝つことが大切だ。しかし、それ以上に人として大きく成長することも大切だ。須江監督は、ベンチに入らなかった3年生や保護者のサポートや理解に感謝していた。

監督の言葉や考え方から得られるものは大きいと感じた。これからの仙台育英野球部にも期待したい。