宝くじを買い続ける人

年末ジャンボの季節がやってきた。CMでも大々的に宣伝していることもあり、普段ギャンブルをしない女性も宝くじを買う(夢を買う)人が増える。

パチンコやスロットは世間的なイメージはあまり良いとは言えない。パチスロをやっていると言うと、一歩引かれることがある。でも、冷静に考えると、宝くじより期待値は高いのだ。

宝くじの期待値は50%、一方パチスロは90%と言われている。どちらも期待値が100%に達しないゲームなのだから、回数を重ねるほど、普通にやっていればその期待値に収束していくことになる。だから、ギャンブルなど、勝ち方がわかる人以外はやらないほうがいいのだ。

しかし、この理論を教えても、「宝くじは夢を買っている」と言われ、外れても問題ないと言い返される。確率や期待値の考えを用いて、無駄なゲームに参加していることを教えてもあげても、外れても楽しいと言われれば、何も言い返すことができなくなる。

お金の使い方は人それぞれだ。宝くじを買うことに価値を見出す人はマネーリテラシーが低いと考えざるを得ない。確かに人生、損得ばかりで生きるのも楽しくないことはわかる。でも、どうせ勝てない宝くじにお金を使うのであれば、もっと有効にお金を使った方が豊かになるのではないだろうか。