ギャンブルの恐ろしさ

大王製紙前会長井高さんの本を読んで、ギャンブルの恐ろしさを改めて感じた。あれほど優秀な人でも、期待値としては低いゲームに臨んでいることに驚いた。

井高さんは主にカジノのバカラという運の要素が強いゲームにはまっていたようである。バカラは宝くじや競馬、パチンコなどと比べて、期待値が高いと言われている。しかし、マイナスサムゲームであることは間違いなく、店側が必ず儲かる仕組みになっているのは間違いない。

ギャンブルはやればやるほどお金を失うゲームである。もちろんギャンブラーの中では勝ち抜けできる人は一握りいる。

カジノを運営している側は、お客さんに勝って帰られるのは全く問題ないという。なぜならば、ギャンブルで得たお金はまたギャンブルに使うからである。

勝ち抜けがしづらいのである。ギャンブルに勝ったあとは興奮状態になり、またあの快楽を得たいと思い、再度ギャンブルに興ずることになる。

ギャンブルは、優秀な人でも沼にはめる恐ろしさがある。そのリスクを考えると、ギャンブルの仕組みを学び、一切手を出さない方が幸福になるための一つの条件だろう。