ついに働く友人

大学時代に出会った友人は大学卒業後、10年間正社員になるという選択肢を選ばず、ついに先日正社員の道に進む決心をした。

それまでは、親の財産をもって一人暮らしをしており、車も所有していた。大学卒業後は、しばらく働かず、数年後、家庭教師のアルバイトを始めた。

週2回のアルバイトを続けていたが、コロナウイルスが蔓延したあたりから、仕事が入らなくなり、再びニート生活に戻る。

しばらくニート生活を続けていたが、何がきっかけかはわからないが、ハローワークに通い出し、ついに、工場勤務することになった。

おそらく、金銭面が問題か、親から流石に働けと言われたのではないかと予測が立てられる。工場の仕事は正社員かと思いきや、急に1日8時間働くことは自信がないということで、会社が配慮してくれてまずは1日4時間から働くことにして、正社員を目指すということになったようだ。

10年間の年月は大きい。学生時代はとても優秀だったが、社会人経験が乏しく、会社員として働く能力や自信が育たなかった。

人生逆転は可能だというが、10年という期間はあまりにも大きい。彼のことは友達として応援はしているが、先の未来は心配だ。

こういう話を聞くと、学ぶ目的や、働く目的などを考えることは大事であり、人生設計の重要性を改めて感じさせてくれる。