トラブル回避の役割

先日、職場の同僚があるトラブルに見舞われた。それは普段から想定できないものであり、どうしていいかわからず、管理職に相談した。しかし、適切な打開策についての回答は得ることができなかった。部下が困ったときこそ、管理職が引っ張ってくれるような組織が理想的だ。

今の現場の管理職は、守りの姿勢が強い。問題が起きないように、職場では、職務を全うするように注意喚起を促す。当たり前のことなのかもしれないが、そればかりしているように見えて、現場の視点に立てていないように感じる。ただやみくもにくだらないアンケートや研修をスキマ時間に強制し、休めとは言うが、具体的に休めるような環境を作ることができていない。

管理職は、社員の相談にのる機会も多い。仕事をする上で、報告、連絡、相談は基本だからだ。ただ、相談したとしても、一緒に考えてくれたり、解決のヒントもくれない状態が続く。すべてが現場任せであり、何か問題が起きれば、痛いところを突いてくる。

管理職に頼りたいと思っていた人達は、管理職への信頼を失っている状態だ。せめて、トラブルに見舞われたときは、現場の人たちと一緒に考えてもらいたい。信頼関係こそ仕事をしていく上で重要な要素なのだから。