自分でやった方が早い仕事

仕事を任せた方が良いことは良くわかっている。その方が、自分自身の仕事の量が減り、全体が見渡せるようになる。余裕がないと全体は見えない。その余裕を作るためにも、仕事を任せるスキルは重要になる。時間は有限であり、自分1人でできることは限られている。それを考えると、いかにして自分の仕事を分散させるかがより需要になってくる。

先日、後輩に仕事を任せてみた。これぐらいはできるし、やってもらわなければならないと思っていた。しかし、期限までにそれを終わらせることができず、期限が切れてから完成したものは、不完全なものでデータとして異なるものだった。Excelの関数がもとからあって、そこに数値をコピーして貼り付ければいいものなのだが、関数を下手にいじってしまい、関数がめちゃくちゃになった。

資料としても、グラフや図が見づらく、項目も違っていた。やりなおしさせるには時間がなく、自分がやった方が早いと思い、その人の仕事は自分が負担することにした。本人は悪い人ではない。人格的には優しい。しかし、抜けていたりすることが多く、期限も守れないことが多い。仕事はできるとは言えない人だ。

そんな後輩をどのように育てるのか考えてしまう。できる仕事を与えて、感謝するということを繰り返していけば良いのだろうか。しかし、その後輩もステップアップさせるためには、思い切って任せたいという思いもある。とても難しい選択だ。